Linux版のインストール

ここでは、Linux環境でのインストールについて説明します。 本ドキュメントの順序に従ってインストールを行ってください。

注意

インストールは管理者権限で行ってください。

動作環境

Linux用プログラムの動作には以下の環境が必要です。

  • Java SE Development Kit (Version 6)

  • R-2.5.1以上

  • R追加パッケージ(codetools、rJava)

2009年11月現在、以下のディストリビューションで動作を確認しております。 本ドキュメントにおけるインストール方法の説明等はこれらのディストリビューションに基づいています。

  • Fedora 8

  • Ubuntu 7.10

注意

Linuxには数多くのディストリビューションが存在する上、ユーザーごとの利用環境も大きく異なります。 本ドキュメントは参考資料としてご提供しておりますが、記載されている方法で正常に動作しない場合も考えられます。 あらかじめご了承ください。

ダウンロード

R AnalyticFlowウェブサイト のダウンロードページから tar.gz 形式アーカイブをダウンロードしてください。

Javaのインストール

Sun MicrosystemsのJava SE Development Kitをインストールします(Version 6)。 Javaがシステムにインストールされていない場合、 Sun Microsystemsのウェブサイト から 最新のJavaを入手してご利用ください。 Linuxへのインストール方法については、Sun Microsystemsの こちらのページ が参考になります。

Ubuntu(および他のDebian系)の場合

Ubuntuの場合、以下のコマンドが利用できます(sources.listの編集が必要な場合があります)。

sudo aptitude install sun-java6-jdk

Rのインストール

システムにRをインストールします。R AnalyticFlowの動作にはR-2.5.1以上が必要です。 RはCRAN (The Comprehensive R Archive Network) からダウンロードできます。 お近くの ミラー をご利用ください。

Ubuntu(および他のDebian系)の場合

以下のコマンドが利用できます(sources.listの編集が必要な場合があります)。

sudo aptitude install r-base

Fedoraの場合

以下のコマンドが利用できます。

sudo yum install r-base

Rの設定

コンソールから以下を実行します。

sudo R CMD javareconf

正常に設定できない場合、JAVA_HOMEの指定が必要な場合があります。例えば以下のように設定します。

sudo R CMD javareconf JAVA_HOME=/usr/java/default

R追加パッケージのインストール

コンソールから以下を実行し、Rを起動します。

sudo R

R上で以下を実行します。

install.packages(c("codetools", "rJava"))

R AnalyticFlowの起動

ダウンロードしたtar.gzアーカイブを展開します。

tar xzvf RAnalyticFlow_Linux_1.0.0.tar.gz

展開して作成されたディレクトリ(RAnalyticFlow_1.0.0)で以下のコマンドを実行すると、 R AnalyticFlowが起動します。正常にインストールされていれば、各種の初期設定を行ったあと2つのウィンドウが表示されます。

./rflow &

最後に、パスの通ったディレクトリにシンボリックリンクを作成しておきましょう。 例えば以下のように実行します。

ln -s rflow /usr/local/bin/rflow

トラブルシューティング

Rコンソールが日本語表示にならない

./rflow

の代わりに、使用しているOSに合わせて

./rflow_fedora

などを使用します。それでも解決しない場合は、rflowファイルを編集して

R_SHARE_DIR=/usr/share/R/share
R_INCLUDE_DIR=/usr/share/R/include
R_DOC_DIR=/usr/share/R/doc

を使用しているRのディレクトリに合わせて修正してください。

Rコンソールの日本語が文字化けを起こす

環境変数LANGがja_JP.UTF-8になっていない可能性があります。この場合、以下のコマンドで解決します。

export LANG=ja_JP.UTF-8

Rコンソールの日本語が◻で表示される

JREに日本語のフォントが登録されていない可能性があります。 Debianならば

sudo aptitude install ttf-sazanami-gothic sudo
aptitude install ttf-sazanami-mincho

でsazanamiフォントをインストールすれば解決します。

Fedora8ならば

mkdir /usr/java/default/jre/lib/fonts/fallback
cd /usr/java/default/jre/lib/fonts/fallback
ln -s /etc/X11/fontpath.d/sazanami-fonts-gothic/sazanami-gothic-ttf

とすることでJREがsazanamiフォントを使うようにすることができます。