第3章 チュートリアル

目次

準備
R AnalyticFlowの起動
初期設定
画面構成
サンプルフローの読み込み
サンプル分析
分析フローの実行
データについて
分析の目的
データの探索
データの加工
サンプリング
モデリング
予測
結果の保存

準備

R AnalyticFlowの起動

WindowsでR AnalyticFlowを起動するには、デスクトップアイコン をダブルクリックします。 または、R AnalyticFlow形式(拡張子 .rflow)ファイルのアイコン をダブルクリックしても開きます。

Linuxの場合はrflowコマンドを実行します。 引数としてR AnalyticFlow形式ファイル名を与えると、起動と同時にそのファイルを開きます。 例えば、「BostonAnalysis_ja.rflow」ファイルを開くには以下のようにします。

rflow BostonAnalysis_ja.rflow &

コマンドを利用するための設定についてはR AnalyticFlowの起動項を参照してください。

初期設定

ソフトウェアの初回起動時には、ユーザーごとに以下の初期設定を行います。

更新通知設定

更新通知機能のオン・オフを設定するダイアログが表示されます。 更新通知機能を有効にすると、ソフトウェアの起動時に自動的にアップデートの確認を行います (インターネットに接続されている場合のみ)。

標準の作業ディレクトリ

R AnalyticFlowが標準で利用する作業ディレクトリを指定します。 既存の分析フローを指定せずにソフトウェアを起動した場合、ここで指定したディレクトリが作業ディレクトリに設定されます。 指定したディレクトリが存在しない場合、作成します。

「指定したディレクトリにサンプルをコピーする」チェックボックスをオンにすると、 標準の作業ディレクトリに分析サンプルファイルがコピーされます。 本チュートリアルで利用しますので、チェックボックスはオンにしておいてください。

画面構成

R AnalyticFlowを起動すると、以下の3つのウィンドウが開きます(スクリーンショットはWindows XPの場合です。他のOSでは表示が異なります)。

メインウィンドウ

メインウィンドウでは分析フローの記述・実行を行います。

コンソールウィンドウ

コンソールウィンドウでは、Rの実行結果を表示したり、直接Rにコマンドを打ち込むことができます。

グラフィックウィンドウ

グラフィックウィンドウには、グラフやヒストグラムが出力されます。

サンプルフローの読み込み

それでは、サンプルフローを読み込んでみましょう。 以下、特に記述がない場合はメインウィンドウでの操作について解説します。 標準では、メインウィンドウ左側の「ファイル」タブから「SampleAnalysis」フォルダを開き、 「BostonAnalysis_ja.rflow」をダブルクリックして開くことができます。

「SampleAnalysis」フォルダが見つからない場合、 R AnalyticFlowのインストールフォルダにある「sample」フォルダから 「BostonAnalysis_ja.rflow」ファイルをコピーし、書き込み権限のあるディレクトリに保存します。 メニューから「ファイル」→「開く」を選択し、保存したファイルを開いてください。

読み込みが完了すると、作業ディレクトリが分析フローのあるディレクトリに変更され、 以下のようにフローが表示されます。