R AnalyticFlow 0.3.1 リリースノート

2008年3月11日


Table of Contents

このバージョンについて
機能の追加
問題の修正
動作環境およびインストール
Windowsの場合
Linuxの場合

このバージョンについて

R AnalyticFlow バージョン0.3.1では、各種の機能追加および問題の修正を行いました。変更内容の詳細は以下の通りです。

機能の追加

以下の機能追加を行いました。

  • 作業ディレクトリの変更方法が追加されました。 ファイルエクスプローラから任意のディレクトリを右クリックし、「作業ディレクトリに設定」で操作できます。

問題の修正

以下の問題が修正されました。

  • 「ソースからインポート」または「ソースから挿入」によってRソースコードをフローに変換した際、 ソース内で定義した関数がオブジェクトに代入されない問題を修正しました (例: a <- function(){return(1)}function(){return(1)} と変換される)。

  • フローにノードがひとつもない場合、フローを保存できない問題を修正しました。

  • Linux版において、日本語環境で起動しても標準の関数ツリーが英語版になる問題を修正しました。

動作環境およびインストール

Windowsの場合

動作環境

Windows用プログラムの動作には以下の環境が必要です。 日本語環境でご利用の際は必ずライブラリパックをご利用ください。

  • OS: Windows(XP SP2推奨)

  • Java Runtime Environment (Version 5以上)

  • R-2.5.0以上

  • 専用ライブラリパックまたはR追加パッケージ(rJava、JavaGD)

ダウンロード

Windows用のプログラムは R AnalyticFlowウェブサイト のダウンロードページからダウンロードできます。以下のファイルがダウンロードできます。

Windowsインストーラ

R AnalyticFlow本体のWindows用インストーラです。

ライブラリパック

R追加パッケージのWindows用インストーラです。 日本語を含むマルチバイト文字に関する問題が解消されます。 日本語環境でお使いの場合は必ずライブラリパックをご利用ください

Javaのインストール

R AnalyticFlowの動作にはJava Runtime Environment (Version 5以上)が必要です。 Javaがシステムにインストールされていない場合、Sun Microsystemsのウェブサイトから 最新のJavaを入手してご利用ください。

Rのインストール

R AnalyticFlowの動作にはR-2.5.0以上が必要です RはCRAN (The Comprehensive R Archive Network) からダウンロードできます。 お近くのミラーをご利用ください。

R追加パッケージのインストール

R AnalyticFlowの動作には以下のR追加パッケージが必要です。

  • rJava

  • JavaGD

これらは後で説明するライブラリパックによって一括インストールが可能です。 対応するライブラリパックがないバージョンのRをお使いの場合は、手動でインストールしてください。 インターネットに接続されていれば、 Rコンソールで以下を実行し、CRANミラーサイトを選択することでインストールできます。

install.packages(c("rJava", "JavaGD"))

Note

ライブラリパックを利用せず手動でパッケージをインストールする場合、日本語を含むマルチバイト文字の利用に際して問題が発生します。 プログラムが異常終了する場合もありますので、日本語環境でお使いの場合は必ずライブラリパックをご利用ください

R AnalyticFlowのインストール

Note

以前のバージョンのR AnalyticFlowがインストールされている場合、事前にアンインストールしてください。

R AnalyticFlow本体のインストーラを起動し、インストーラの指示に従ってシステムにソフトウェアをインストールしてください。

ライブラリパックを利用する場合、続いてライブラリパックのインストーラを起動し、同様にインストールしてください。 このとき、ライブラリパックのインストール先にはR AnalyticFlowのインストールフォルダが選択されていることを確認してください。

Linuxの場合

動作環境

Linux用プログラムの動作には以下の環境が必要です。

  • Java SE Development Kit (Version 6推奨。Java5の場合、ヘルプの検索機能に一部問題があります)

  • R-2.5.0以上

  • R追加パッケージ(rJava、JavaGD、codetools)

2008年2月現在、以下のディストリビューションで動作を確認しております。 本ドキュメントにおけるインストール方法の説明等はこれらのディストリビューションに基づいています。

  • Debian lenny, etch(ただしtesting + Java 5)

  • Fedora 8

  • Ubuntu 7.10

Note

Linuxには数多くのディストリビューションが存在する上、ユーザーごとの利用環境も大きく異なります。 本ドキュメントは参考資料としてご提供しておりますが、記載されている方法で正常に動作しない場合も考えられます。 あらかじめご了承ください。

ダウンロード

R AnalyticFlowウェブサイト のダウンロードページから tar.gz 形式アーカイブをダウンロードしてください。

Javaのインストール

Sun MicrosystemsのJava SE Development Kitをインストールします(Version 6推奨)。 Javaがシステムにインストールされていない場合、Sun Microsystemsのウェブサイトから 最新のJavaを入手してご利用ください。 Linuxへのインストール方法については、Sun Microsystemsの こちらのページが参考になります。

DebianおよびUbuntuの場合

DebianおよびUbuntuの場合、以下のコマンドが利用できます(sources.listの編集が必要な場合があります)。

sudo aptitude install sun-java6-jdk

Rのインストール

システムにRをインストールします。R AnalyticFlowの動作にはR-2.5.0以上が必要です。 RはCRAN (The Comprehensive R Archive Network) からダウンロードできます。 お近くのミラーをご利用ください。

DebianおよびUbuntuの場合

以下のコマンドが利用できます(sources.listの編集が必要な場合があります)。

sudo aptitude install r-base
Fedoraの場合

以下のコマンドが利用できます。

sudo yum install r-base

Rの設定

コンソールから以下を実行します。

sudo R CMD javareconf

正常に設定できない場合、JAVA_HOMEの指定が必要な場合があります。例えば以下のように設定します。

sudo R CMD javareconf JAVA_HOME=/usr/java/default

R追加パッケージのインストール

コンソールから以下を実行し、Rを起動します。

sudo R

R上で以下を実行します。

install.packages(c("rJava", "JavaGD", "codetools"))

R AnalyticFlowの起動

ダウンロードしたtar.gzアーカイブを展開します。

tar xzvf RAnalyticFlow_Linux_0.3.0.tar.gz

展開して作成されたディレクトリ(RAnalyticFlow_0.3.0)で以下のコマンドを実行すると、R AnalyticFlowが起動します。 /usr/local/bin など、パスの通ったディレクトリにシンボリックリンクを作成しておくと便利です。

./rflow &